東北新幹線全線開業の三年前、十和田市が食によるブランド化を図ろうと
マーケティング調査検討会議を設置。当初我々は、新たなメニュー開発をしようと
していましたが、B-1グランプリの主催者を講師に招いた時に、新しいメニューの開発は
レシピの研究に莫大な資金と、飲食店への普及に時間がかかることが話題となり、
それよりも元々地元にあるものを探して、十和田市民力の輪を広げようということになりました。まさしく「ないものねだりからあるもの探し」のやり方で「地域資源の活用を」の
第一歩を踏み出した訳です。そして、この地域で昔から食されている「バラ焼き」という
食文化にスポットを当てて、十和田という地域名ブランドとして発信してきております。
その活動の中心となるのが十和田バラ焼きゼミナール(以下バラゼミ)です。
一過性の活動にならないように、ブームではなくムーブメントにするには行政主導ではなく
民間主導で取り組まねばならない。
「バラ焼き好きの、バラ焼き好きによる、バラ焼き好きのためのサークル」を目指し、
市職員、会社員、大学生等、幅広い層の一般市民で構成し、2008年12月バラゼミが発足しました。(バラ焼きの如く職業バラバラですけど(笑))
でもそのおかげで機動力があって自由度の高い市民団体として活動ができています。
会議等はなく必要な時に必要な人材を呼んでそこで決定していくという独特のオンデマンド方式を取っており、後日全体には情報として報告し共有を計っております。
ですから運営はとてもスピーディーです。さらにバラ焼きのバラとフランス市民革命をかけて、この革命を舞台にした漫画「ベルサイユのばら」イメージしたタキシードに身をつつみ、いかがわしくも楽しく活動を展開するやり方がバラゼミスタイルです。
合言葉は「十和田バラ焼きでまちを元気に!!」〜ラビアンローズ!バラ色の人生を〜を掲げて、十和田バラ焼きの全国ブランド化と十和田市、そして青森県の地域づくりを目指しています。
その知名度アップの最短距離として選んだのがB-1グランプリ出展です。